【リリース】日本認知症グループホーム協会と「非常用 持ち出し袋」を共同で開発!

≪BCP策定義務化に対応≫ 三井物産「このいろ」と日本認知症グループホーム協会が高齢者施設向け「非常用 持ち出し袋」を共同で開発!


三井物産株式会社(社長:堀健一、以下「三井物産」)が展開する高齢者施設向けウェルネスプラットフォーム「このいろ」では、日本認知症グループホーム協会(会長:河﨑茂子、以下「グループホーム協会」)の監修のもと、地震や風水害などの災害時に、高齢者が避難する際に必要となる、「非常用 持ち出し袋」を開発しました。

【背景】
 2024年4月の高齢者施設におけるBCP策定義務化に合わせ、三井物産が展開する「このいろ」事業では、BCP策定と備蓄品準備の啓発・サポートを行ってきました。高齢者施設からは、地震や風水害などが発生した際の施設外避難に対する準備や訓練が十分にできていないという不安の声が多く寄せられていました。そこで、三井物産では、グループホーム協会監修のもと、現場の声を反映する形で、認知機能が衰えた高齢者の避難を想定した「非常用持ち出し袋」を開発しました。今後、三井物産とグループホーム協会は共同でBCPセミナーを開催するなど、グループホームなどのBCP策定促進と備蓄品・持ち出し袋の準備をサポートしていきます。
(参考)これまでの取り組み事例
「食のBCPマニュアル/チェックリスト(入所版、通所版)」 制作 2022年7月  ※公益社団法人 日本栄養士会推奨
「備蓄食アレンジレシピ」 制作 2023年7月 ※同上
「グループホーム協会との合同研修会:テーマ「実践的“食のBCP”点検のススメ」」 実施 2022年9月  
他職域団体と連動したBCPセミナーを多数実施

【ポイント① 高齢者の避難を想定した「入居者用持ち出し袋」】
・一般的な持ち出し袋よりも衛生用品を多く備えた設計
・避難時間が掛かる高齢者でも安心できるよう簡易トイレは5回分をご用意
・咀嚼・嚥下力が弱まった方で食べやすいよう、水分量で食形態が変更できる備蓄食を採用
・避難時にはぐれた方の行方が特定しやすくなる「名札」「反射腕章」の組み込み
・生活に必要不可欠な常備薬、嚥下剤、おむつなどを分けて保管できるようポケットの多いリュックを利用

【ポイント② より迅速・安全に避難をするための「職員用持ち出し袋」】
・入居者を引率する職員の負担を減らしつつ安全な避難の実現をサポートするため、「職員用持ち出し袋」は、「入居者用持ち出し袋」に以下の物品を追加
-災害時の介護で両手が使えるヘッドライト
-食事介助での衛生管理のためのプラスチックグローブ
-スマートフォン用にすぐに利用可能な乾電池式充電器(+単三乾電池10本) ※約2回分の充電が可能
-情報源となる携帯ラジオ
-水を確保するためのウォーターバッグ

【ポイント③ 施設での個別設計負担を削減、調達費用も軽減】
・三井物産が総合商社の調達力を活かし企画から納品まで一括して提供することで、個別施設での企画の負担、調達費用を軽減
・ユニット型のグループホームには入居者9名分+職員1名分を加えた1ユニット(10袋セット)をご用意。送料などを抑制することでより購入施設の費用負担を削減
【価格】 入居者用 8,000円/1袋   職員用 21,000円/1袋   1ユニット(10袋セット) 88,000円 ※税抜き
◎非常用 持ち出し袋 商品詳細はこちら


【関係者 コメント】

日本認知症グループホーム協会  災害対策委員会委員長 近藤 るみ子氏

この度、三井物産様が、グループホームに特化した「非常持ち出し袋」を作って下さり、私もGH協会の災害対策委員長として助言協力をいたしました。事業所様の中では「いつか用意しよう」とお考えだった方もいらっしゃると思います。この機会に、災害時に即必要となる「持ち出し袋」を準備されたらいかかでしょうか?災害はいつ起こるかわかりません。その時に備えて行きましょう。

日本認知症グループホーム協会  常務理事 宮長 定男氏

グループホームは小さな事業所だけに、普段からの備えが極めて大切。1ユニット9人+職員用1人の基本設計は、グループホームはもちろん、高齢者施設、障害者施設でも活用しやすいです。高齢者の避難に必要なものが揃えられているのに軽く、これなら高齢者でも楽々背負えて移動できるようになっています。
基本セットをもとに、地域の災害特性や個人の状態に応じたものを追加することで、いざというときにも迷わず持ち出すことができるようになります。

防火・防災アドバイザー 清水 眞知子氏

風水害・土砂災害などが頻発し持ち出し袋の重要性は高まっています。避難所には高齢者に対応した備えが必ずしも十分でないケースもあり、予め個人に合わせた持ち出し袋を用意しておくことが望ましいです。

■「このいろ」概要
「このいろ」とは、三井物産グループが運営する高齢者施設向けウェルネスプラットフォームです。総合商社の強みを活かし、食事提供においては、冷凍弁当や365日献立の簡易調理の食事をご提供しています。人手不足と利用者満足を併存させるため、介護の現場に『新しい選択肢』を増やし、介護業界の発展をサポートいたします。
◎このいろ公式サイト: https://conoiro.jp

■グループホーム協会 概要
「住み慣れた町にグループホームを〜その人らしく最後まで〜」を合言葉に、全国痴呆性高齢者グループホーム連絡協議会を平成10年5月に結成。加入事業所数増加などをうけ、平成22年4月公益社団法人として設立。グループホームにおけるケアサービスの質の確保向上を図る為、研修や機関紙などを通し情報を発信しています。全国を網羅する唯一のグループホーム事業者団体として、25周年を迎えています。

■本件に関するお問い合わせ先
三井物産グループ「このいろ」事務局
TEL:03-3285-6686 (9:00~17:00) FAX:03-3285-9853 
e-mail:info@mitsui-conoiro.com

添付ファイル

非常用持ち出し袋リリース(三井物産このいろ).pdf (PDF 882 KB)