宅配弁当の添加物は気にすべき?無添加にこだわる冷凍宅配弁当を食品衛生責任者が解説

宅配弁当の添加物は気にすべき?無添加にこだわる冷凍宅配弁当を食品衛生責任者が解説

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「お弁当や惣菜には添加物がたくさん入っていそうで、なんとなく避けている」。高齢の方の中には、こう考えて市販のお弁当やスーパーの惣菜を口にしたがらない方がいらっしゃいます。理学療法士・介護支援専門員として、また食品衛生責任者として食事提供に関わってきた経験から、高齢者と食品添加物の付き合い方、そして無添加の宅配弁当という選択肢についてお話しします。

先にお伝えしておくと、私自身は「高齢者は添加物をそこまで神経質に気にしなくてもいいのではないか」という考えを持っています。ただ、これには理由があり、また例外もあります。順を追って説明していきますね。

そもそも食品添加物とは何か

食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程や、食品の加工・保存の目的で使用されるものです。日本では、厚生労働大臣(現在は消費者庁)が安全性を評価したうえで指定したものだけが、添加物として使用できることになっています。

安全性の評価は、内閣府の食品安全委員会というリスク評価機関が行っています。動物実験で得た毒性試験の結果をもとに、一生涯食べ続けても健康への悪影響がないとされる「一日摂取許容量(ADI)」を決めます。さらに、食品ごとの使用量や使用基準が細かく定められています。

そして、使用が認められた後も、国民一人あたりの摂取量が毎年調査されています。最近の調査結果では、実際の摂取量は一日摂取許容量を大きく下回っていて、安全性の問題はないと考えられています。つまり、日本で流通している食品に使われている添加物は、国の厳しいチェックを通ったものだということです。

添加物には「役割」がある

添加物と聞くと悪いイメージを持つ方が多いですが、実はきちんとした役割があります。特に高齢者の食事を考えるうえで知っておいてほしいのが、保存料の役割です。

保存料は食中毒を防ぐ働きがある

保存料の大きな役割は、食品中の微生物の増殖を抑えることです。食品の中で微生物が増えると、腐敗の原因になります。微生物の中には食中毒の原因になるものもあり、これが増えると食中毒のリスクが高まります。保存料には、こうした食中毒の原因となる微生物を増えにくくする効果があり、食中毒リスクを減らすのに役立っています。

ここは、私が食品衛生責任者として食事提供に関わってきた立場から、特にお伝えしたい点です。高齢者は若い人に比べて、食中毒にかかると重症化しやすい傾向があります。保存料なしで作られた食品が傷んでしまい、それを食べてお腹を壊してしまうよりは、適切に保存料が使われていて安全に食べられる方が、むしろマシな場合もあるんです。

「保存料が入っているから悪い」と単純に考えるのではなく、保存料のおかげで、ある程度美味しい状態を安全に長く楽しめるという側面もある。これは知っておいていただきたいことです。

その他にも食生活を支える役割がある

保存料以外にも、添加物には食品の食感を良くしたり、製造過程で失われた栄養を補ったりといった役割があります。もし添加物がまったくなかったら、加工食品の多くはすぐに腐ってしまったり、独特の食感が出せなかったりして、スーパーやコンビニで手軽に買える食品はほとんどなくなってしまうとも言われています。そうなると、生鮮食品を買ってきて家庭で調理するしかなくなります。調理が難しい高齢者にとっては、これはかなり厳しい状況です。

一方で、気をつけたい添加物もある

ここまで添加物のメリットをお話ししてきましたが、だからといって「添加物はすべて安全だから何も気にしなくていい」と言いたいわけではありません。添加物には種類があり、種類によって考え方が変わります。

特に、有害性や発がん性が指摘されている一部の合成着色料などについては、避けられるなら避けた方がいいというのが私の考えです。石油などから化学的に合成された合成添加物の中には、発がん性の可能性が指摘されているものもあります。一方で、自然界にある植物や細菌などから得られる天然由来の添加物や、ビタミンC・ビタミンE、クエン酸、乳酸などは比較的安全とされています。

大切なのは、「添加物すべてを一律に怖がる」のではなく、「種類によって危険なものと安全なものがある」と知って、危険性が指摘されているものを選んで避けるという考え方です。日本の基準は世界的に見ても厳しく、認可されているものは安全域を大きく取って設定されているので、過度に恐れる必要はありません。ただ、気になるものを知っておくのは悪いことではありません。

子供や若い人と、高齢者では考え方が違う

私が「高齢者は添加物をそこまで神経質に気にしなくてもいいのでは」と考える理由が、ここにあります。

添加物の影響を考えるとき、大事なのは「これから何十年その体で生きていくか」という視点です。子供や若い人は、これから長い年月を生きていきます。だからこそ、有害性・発がん性が指摘されている添加物については、長期的な影響を考えて避けた方がいいというのが私の意見です。特に赤ちゃんや小さいお子さんに対しては、慎重になるに越したことはありません。

一方で、高齢者の場合は事情が少し違います。高齢者にとって、今いちばん怖いのは何かというと、添加物の長期的な影響よりも、むしろ「食べないこと」による低栄養なんです。

添加物が気になって食事を避けてしまい、その結果として栄養が不足し、体が弱っていく。これは介護の現場でも本当によく見る問題です。フレイルやサルコペニアが進んで、在宅生活が続けられなくなってしまう。添加物のリスクを心配するあまり、目の前の栄養不足という大きなリスクを見落としてしまっては本末転倒です。高齢者に関しては、まず「しっかり食べて栄養をとること」を優先して考えた方がいい、というのが私の率直な意見です。

それでも「添加物が気になって食べられない」人がいる

とはいえ、これはあくまで私個人の考えです。高齢者の中には、添加物に対してかなり強い不安を持っている方が実際にいらっしゃいます。

「市販のお弁当には添加物がいっぱい入っていそうで嫌だ」「スーパーで売っている惣菜はなんだか汚い気がする」。こう感じて、できあいの食事を頑なに避けている方がいるんです。長年の価値観として染みついているので、周りが「大丈夫だよ」と言っても、なかなか気持ちは変わりません。

こういう方に「添加物は気にしなくていいですよ」と説得するのは、正直なかなか難しいです。でも、だからといって食事を避け続けて栄養不足になってしまっては困ります。そこで役立つのが、無添加や添加物をできるだけ使わないことにこだわった宅配弁当という選択肢です。

冷凍だから無添加でも安全に届けられる

ここで知っておいてほしいのが、冷凍という技術のことです。

保存料が必要になる大きな理由は、常温や冷蔵で日持ちさせるためです。ところが、冷凍してしまえば微生物の増殖が抑えられるので、保存料に頼らなくても長期間の保存ができます。つまり、冷凍の宅配弁当なら、できあいのお弁当であっても、添加物をあまり使わないことにこだわった商品を作ることができるんです。

「できあいのお弁当は添加物だらけ」というイメージを持っている方にとって、これは意外な事実かもしれません。冷凍技術のおかげで、無添加や添加物控えめでも、安全でおいしいお弁当が自宅に届くようになっているのです。

国産素材・無添加にこだわるなら「わんまいる」

無添加にこだわった宅配サービスとして代表的なのが「わんまいる」です。国産素材100%、合成保存料不使用にこだわった冷凍惣菜を届けてくれます。素材本来の味を活かした調理が特徴で、添加物が気になって市販の惣菜を避けている方でも、安心して口にしやすいサービスです。

薬をたくさん飲んでいる高齢者のご家族にとっても、添加物が少ないというのは一つの安心材料になります。何より、「これなら食べてもいい」と本人が納得して食べてくれることが大切です。添加物への不安から食事を避けていた方が、無添加の宅配弁当なら食べられるようになったというのは、栄養確保の観点からとても意味のあることです。

わんまいるの詳しい内容については、こちらの記事でも解説していますのでご覧ください。

→【わんまいるの口コミ・評判は?料金・メニュー・高齢者への適性を専門家が解説

添加物との上手な付き合い方

最後に、高齢者の食事における添加物との付き合い方をまとめておきます。

まず、日本で認可されている添加物は国の厳しい基準を通っているので、過度に恐れる必要はありません。特に高齢者の場合は、添加物の長期的な影響を心配しすぎて食事を避け、栄養不足になる方がよほど問題です。しっかり食べて栄養をとることを最優先に考えてください。

そのうえで、有害性が指摘されている一部の合成着色料などが気になるなら、原材料表示を確認して選ぶという方法もあります。原材料名は、食品原料の後にスラッシュで区切られて添加物が続き、それぞれ使用量の多い順に記載されています。気になる方は、この表示を見る習慣をつけるといいでしょう。

そして、どうしても添加物が気になって市販の食事を避けてしまう方には、無添加にこだわった冷凍宅配弁当が有力な選択肢になります。本人が安心して食べられて、栄養もしっかりとれる。それが一番大切なことだと思います。

まとめ

食品添加物は、悪いイメージを持たれがちですが、保存料のように食中毒を防いで食の安全を守る大切な役割もあります。日本の基準は厳しく、認可されているものを過度に恐れる必要はありません。特に高齢者は、添加物を心配しすぎて食事を避けるより、しっかり食べて栄養をとることの方が大切です。

とはいえ、添加物への不安から市販の食事を避けてしまう高齢者がいるのも事実です。そういう方には、冷凍技術を活かした無添加の宅配弁当が、安心して栄養をとるための良い選択肢になります。わんまいるのような国産素材・無添加にこだわったサービスを、ぜひ検討してみてください。

食事のことで気になることがあれば、担当のケアマネジャーや主治医、管理栄養士に相談してみてくださいね。

添加物が気になる方も安心の食事を
高齢者向け宅配弁当・冷凍総菜
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